kaedesunのブログ

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それは善意なのか?被災地へ支援したい気持ち

熊本地震の被災に遭われている方々のお気持ちを考えると、本当に心苦しい想いです。心よりお見舞い申し上げます。

 

私は3.11の東日本で6弱と鬼怒川決壊で避難経験があるものですが、ライフラインが止まって自宅に帰れず、避難生活を送ることって精神的にも体力的にも辛い事ばかりですよね。そんな声に応えてくれる方達の優しさは、現地で被災している方達からすると非常にありがたいのですが、現場は想像以上に混乱している事を考えなければいけません。

hisaimama.hatenablog.com

こちらの記事が非常にわかりやすく参考になります。

支援物資で必要なものいらないもの

水、食料が届かないという声があり、少しでも早く何かを送ってあげたい!って大事な優しさですけど、熊本地震の場合交通機関もめちゃくちゃなので届かないわけです。もしも届いても、蓋を開ければゴミみたいなものしか入っていないことも本当にあるわけです。

 

日本人は古着を着ません

被災してるし何もないよりマシって思うかもしれないですけど、使用済みの毛布や下着、洋服類は本当にいらない。汚いおもちゃもいらない。送ってくんな!

 

送るなら新品の清潔なやつ送ってあげてください。

入浴もままならないので、清潔な下着や毛布に身を包まれるだけで幸せな気持ちになります。でも、本当は個人で送らず、支援団体とかに送ってあげた方が良いです。荷物も分別してわかりやすいと手間が省けますが、バラバラに入ってると仕訳する仕事が増えちゃうので、物資が行き届きにくくなる原因に繋がります。

 

ロックバンドの方が被災者のために、新品の清潔なロックバンドのTシャツを大量にあげて、その被災地域が老若男女ロックTを着ることになったという面白いエピソード思い出しましたが、デザインはシンプルなものを送りましょう。

 

ボランティアに行く人はサバイバル経験者であれ

安易にボランティアとして被災地に向かってしまう方がいるようです。気持ちはめちゃくちゃわかります。私が被災した時、知人がボランティアとして他県からやってきた事は非常に嬉しかったですが、その人は経験値も体力もある人でした。

 

ざっくり言うとボランティア行く人は、アウトドアのフル装備で体力があり、正しい判断力とチームワークで動ける人じゃないと被災地のボランティアって務まらないと思います。現地が落ち着いてきた頃なら話は別ですけど。

 

熊本は今のところ、どう見ても一般のボランティアの方達が行ける状況ではないですよね。受け入れ態勢整ってないのに問い合わせたり、現地入りしちゃうのって凄い迷惑になるのでやめましょう。ボランティア募集が始まったら、自分の身を自力で守れる人がいきましょう。

避難生活で役立ったもの

避難先で役立った主なもの

・充電器

・座布団

・ヘッドライト

・寝袋

 

 とにかくスマホがあるだけで心が救われます。

情報を知れるし発信できるしライトにもなるし、ひたすらヒマなので充電器はフル活躍してました。避難所の床は痛いので座布団が活躍します。枕にもなるし、自分のエリアを確保してる目印にもなるのでマイ座布団は便利でした。現地にも座布団が数枚ありましたが、私はおっさんと取り合いになりました。それくらい座布団が貴重な存在になるのです。

 

停電してるときはヘッドライトが活躍しました。手動のライトを防災グッズに入れてたんですけど、手動は面倒で使いません。両手がふさがるし光は小さいしコイツは使えないやつだと気づきました。友人が置いてってくれた登山用のヘッドライトは、首にぶら下げられるので、両手が使えるし光が明るいし活躍しました。

 

これまた友人が置いてってくれた寝袋が本当によかった。

カフカ気持ちがいいし大勢の人がいる避難所では、プライバシーがないので少しでも閉鎖的な空間で1人になったような気持ちになれる寝袋は落ち着きました。

 

というわけで、被災地域でない方は、今後自分が被災してしまった場合の事を考えて備える事と、今は募金をしてあげる事くらいしか出来ないと思います。災害のレベルが大きいので、とりあえずは自衛隊の方達とかプロにお任せするしかないです。

どんな状況なのか?耳を傾けて、助けるタイミングが来た時に手を差し伸べる冷静さが必要だと思います。