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ぬか漬け3年目の奮闘。トラブルが続出したお手入れ法。

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私はぬか漬けを始めて約3年。

これまでにも、ぬか漬けが瀕死状態となった事があったのですが、手入れをすると1週間くらいで回復しました。ところが、今回迎えた瀕死状態は、1カ月くらいぬか漬け出来ないほど最悪のコンディションとなりました。

 

本日は、ぬか漬けに興味ない方には、まったくもってつまらない日記です。ぬか漬けの事だけ書きます。瀕死状態にさせてしまった理由は、お手入れを滞っていたわけではなく「ぬか漬けを美味したい」そんな欲望からでした。

 

ぬか床を美味しくする食べ物

・カツオ節

・昆布

・りんごの皮

・シイタケ

・ニンニク

 

この辺は、ぬか床におすすめの食材だと思います。ダシ系は間違いなく美味しくなりますし、りんごは爽やかな甘みがプラスされます。ニンニクは風味やコクを感じます。

 

しかし、私は冒険がしたくなったので「大豆(きなこ)」を投入したのです。きなこならぬか床に甘みが出るのではないか?と考えたのです。ところが、きなこを投入した結果、変なニオイが出てしまったのです。

 

そして、ぬか床を死においやるお手入れを次々とやらかす事となったのです。

 

ぬか漬けを瀕死にさせるステップ1 

私のぬか床は、やや塩分が高めで塩っ辛い点が気になっていました。とある和食屋さんで食べたぬか漬けは、非常に香りが良く美味しかったため、こんなぬか漬けを作りたい!と思ったのです。

 

ヤフー知恵袋に尋ねた結果、「塩分を控えろ」との事。

確かに、塩分を控えれば塩っ辛いぬか漬けにはならないのである。ぬか漬けは乳酸菌のチカラによって発酵するため、ぬかの香りがした美味しいぬか漬けができると書いてあった。理論的な回答に私はベストアンサーを捧げて早速試した。

 

美味しい。

 

早速試したら、塩分を控えてもしっかりとぬか漬けは完成され、ぬかの香りが芳醇なぬか漬けができたのだ。さすがベストアンサーである。

 

私は、その日から塩を加えることを控えていった。これが大きな間違いだった。

ぬか漬けが臭くなる原因は塩分不足

私のぬか床は完全に塩分不足に陥り、乳酸菌の活動が低下。そして、まずくなる菌が増加してしまったのである。まずくなる菌が増加するとぬか床はクサイ。苦い。

 

私は、慌てていたため菌の繁殖を抑えるために「和辛子」を投入した。

和辛子には、菌の増殖を抑えてニオイを予防する効果がある。そのため、私は、ざっくりと投入。結果、入れすぎた。苦い。苦いのである。私のぬか床が苦いのである。

 

ぬか漬けの苦みを対処する方法

ぬか漬けが苦くなった時の対処法。もはや、それはぬか床を半分くらい捨てるしかなかった。ぬか床のリメイクだ。私は泣く泣くぬか床を半分くらい捨てながら、新しいぬかと塩を足した。おかげで回復した。回復したのである!

 

ぬか床が回復したので、もう瀕死にさせたくないなーと。愛おしいぬか床に新しい住まいを与えようと私は考えた。

 

ぬか漬けを瀕死にさせるステップ2

私はずっと袋でぬか漬けをしていた。場所を取らず、冷蔵庫で管理できるからだ。しかし、ずっと袋だからそろそろ容器に入れてあげようと思った。ぬか漬け用の容器を買った。

 

ところが、袋漬けしていたぬか床を容器に移してみると意外とサイズが合わない。容器がデカすぎた。まぁ、いっか。この判断が大きな間違いだった。

 

ぬか漬けは空気を嫌う。

ぬか漬けをするときに空気を抜くわけですが、容器がガバガバの私のぬか床は、次第に死亡への道を歩むことになる。それに気づかず私は、ガバガバ容器に放置し、フタを開けたら「シンナー臭」である。ぬか床最大のピンチである。

 

シンナー臭の原因もこれまた菌の増殖である。

シンナー臭は、ぬか漬けトラブルの中でも最悪のコンディションなのだ。もはや食べる事ができるぬか漬けは、漬けられなくなってしまった。

 

シンナー臭を改善するために、私はぬか床を半分捨ててぬかを足す作業をした。

ここで何を思ったか私は、早く改善して欲しいという欲望により大量のぬかを足した

 

これは、絶対にやってはいけない事だと後から思い知ることになる。最悪のコンディションの中、最悪な手入れをしてしまった私のぬか床は、かろうじて息をしているだけだった。虫の域に達した。

 

大量のぬかを入れた事で、私のぬか床は栄養不足に陥り、旨みもクソもないヤバイ菌だらけのぬか床になってしまったのだ。なんてこった!3年も管理し続けたmyぬか床。

 

もう、ダメかもしれない・・・。私は初心にかえった。

ぬか床との出会いを想い出し、ひたすらに優しく手入れする事を誓った。根気よく向き合ってみる事にした。

 

クソ不味くなったぬか床を復活させる

私は、塩を多めに入れた。くそまず菌の増殖を抑えるために。

私は、捨て野菜を毎日入れてぬか床に野菜の栄養を与えた。

私は、冷蔵庫管理なので3日に1回くらいしか手入れしてなかったが、死にかけているぬか床を付きっきりで看病した。毎日ぬか床を混ぜた。新鮮な空気に触れさせて乳酸菌を育てた。

 

もはや、積み木崩しの家庭崩壊を復活させようと試みる親みたいな気持ちで、私は瀕死のぬか床と向き合った。

積木くずし 最終章

 

ひたすらにクサイぬか床だったが、ひたすら向き合った結果、シンナー臭がなくなってきた。そして、捨て野菜を少しかじってみると苦みが消えていた。

 

ぬか漬けとは実に奥深い。

そして、瀕死でもきちんと向き合えば、少しずつだけど回復してくるものなのだ。捨てなくて良かった。見捨てなくて良かった。

 

今日、私は久しぶりにきゅうりを本漬けしてみた。

ぬか漬けに入れると美味しい野菜

ぬか漬けに入れる野菜は、ニンジン、きゅうり、大根がもっぱらです。

しかし、個人的に物凄く美味しいと思うのは、ミニトマトスナップエンドウ

キュウリが復活したら漬けたい。

 

ちなみに、私がぬか漬けにハマった理由は、3年前まで納豆が食べられなかったからです。美容と健康に意識高い系の私は、納豆が食べられないコンプレックスにより、善玉菌増加のためにぬか漬けを開始したのであります。現在は、納豆も克服しているので、お腹は菌だらけです。

 

菌を使った食品というのは、非常に面白い。

ぬか漬け3年目。ぬか漬けの魅力を多くの人々に話してきたが、誰1人ぬか漬け仲間が増えない。孤高のぬか漬け人である。

 

 

 

ぬか漬けのあるしゃれた生活 (ていねいに暮らす)

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