心に響く音楽とは?
私は音楽が物凄く好きなのですが、幸いにも私の周りにはマイノリティな音楽を好きな友人が多く、私よりもマニアックなので非常に音楽の話をするのは楽しいのであります。
また、私の友人たちは自分の意見をしっかりと持っている人達が多いので、とても納得させられたりして、凄く面白いなぁと思うことがよくあります。
最近、「心に響く音楽とは?」というテーマになり、2人から面白い話を聞きました。
心に響く音楽とは?①未完成な音楽
心に響く音楽。人それぞれだと思うんです。それは本当に。
いい悪いの話ではないのですが、私と友人は「未完成な音楽」に惹かれるという話になりました。
属に、1枚目のアルバムが凄くいい!とか、インディーズ時代は最高だった!なんて事がよくありますけど、そういうのって、やりたい事をバーンっとやって作ってるからなんでしょうね。その作り手の気持ちが乗ると言いますか。ガムシャラで少し粗くって、ワクワクさせるんですよね。
『決して歌が上手いとかギターが上手いとかだけではない。』
話題になる音楽の中には、歌が超絶上手いとかギターが鬼のように上手いとかあると思いますけど、私と友人はソコじゃない。それで音楽を選んでないという話をされて、凄く共感しましたね。
心に響く音楽とは?②一部に共感性を持たせた音楽
さて、次いでハッとさせられた答えは、一部に共感性を持たせた音楽です。
”全部に共感性を持たせた音楽は薄っぺらくなる”と言われ、これまた非常に納得しました。
例えば、くるりの「ばらの花」。
ハッキリ言って「ジンジャエール買ってこんな味だったけな?」なんて思った事ないです。ないのにある気がしてくるんです。なんなら、聴いた後にジンジャエール買ってみましたよね。どんな味だったけな?なんつって。
さらに、「最終バス乗り過ごしてもう君に会えない」凄く胸に来る歌詞ですよね。すっごいわかるわーって思ってましたけど、私バスほとんど乗らないので乗り過ごした事ないです。でも、ある気がしてくるんです。不思議ですよね。
”それは憧れでもある”と言われたのですが、確かに!と更なる納得をいたしました。
できれば、くるりの世界観みたいなカッコイイ生活したいじゃないですか。
ピーナッツクリームをバターナイフでパンに塗ったりする生活したいじゃないですか。
それいけピアノって言いたいじゃないですか。
それいけアンパンマンしか言った事ない生活ですけど。
ネオソフトマーガリンをバターナイフでパンに塗る生活ですけど。
首筋のニオイがパンのよう
凄いな!って言われたいじゃないですか。
無臭としか言われたことないですけど。
なんて全部わたしに該当する音楽あっても全く心震えないもの。
少しの憧れと少しの共感くらいがちょうどいい素敵な音楽になるのですね。