登山素人が2244mの金精山に挑戦してみた
これまでの登山経験は、「筑波山」と「高尾山」のみ。
そんな私が、「登山したいなぁ」と何も考えず呟いた結果、なぜか2000m級の山に登ることになりました。
もともと日光白根山2578mに挑戦する予定でしたが、当日宇都宮で事故による渋滞が発生。大幅に予定時間が遅れたので、ちょっとミニサイズの金精山に変更する事になりました。今回は、登山素人の私のために登山熟練者の「先生(登山中に生命の危機を感じて気づいたら先生と呼んでいた)」が同行してくれました。
登山日和の天候で、清々しい秋晴れでした。
装備は、登山靴、マウンテンジャケット、ネルシャツ、速乾シャツなど、一通りの格好に携行食としてビスケットと柿ピーチョコをば。
ルートは、金精峠から金精山。2000m級といっても実際には、たいした距離ではないんですけど。体力ゼロの私は、恐ろしく時間が掛かりました。
初めて登山カードも書きました。先生が一応念のために登山保険500円に入ってくれました。ヘリを呼んで救助したらウン百万だそうで・・・。私は、そんな遭難しそうな山に登るのか・・・と緊張の中。いざ出発!!!
いきなり細い。
登山道がキレイに整備された山しか登った事のない私。いきなり塀みたいな所を通る事にビックリ。1人で来てたら登山道すら見つけれないかもしれない。
いきなり急こう配。
登り始めて直ぐに勾配のキツイ山道でした。
登山開始10分で心が折れそうになりました。
そして、筑波山では登頂最後の醍醐味付近で登場する梯子がいきなり出てきました。
本当はブログに書こうと思って写真を撮りまくる予定でしたが、全く撮る余裕がありませんでした。
岩場だらけでロープを掴んだり、梯子を上ったり岩を掴んだり、先生の指導のもと「三点支持」をマスター。とにかく足を滑らせないように気を付けながら、少しづつ前へ。
とにかくお腹がすく。
糖質が恐ろしい勢いで減るのか、このビスケット達が本当にあって良かった。途中むさぼり食いながら、前進前進。
金精峠に到着。景色がキレイで感動しました。
ちょいとばかり休んで、前進前進前進。
お昼くらいに金精山に到着。
山頂でご飯を食べます。2000mにもなるとパンの袋がパンパンです。
先生が用意してくれていたボロボロの手袋が、今回の登山でめちゃくちゃ役に立ちました。
先生がお湯を沸かしてくれています。
クノールのパスタスープとポッカのこんがりポタージュでお昼です。
しかし、肝心の割りばしを忘れるという失態を犯し、全然搔き混ざらないという事態。
仕方がないので、近くに生えていた笹の枝で何とか混ぜました。
もう笹の枝を使って御飯を食べる私は、なんてサバイバルなんでしょうか。
この後、下山していくわけですが、やはり下山は登る時とは違った恐怖感がありました。傾斜がそこそこにあるので、滑り落ちて転落しないように、ほぼ地面に這いつくばるようにおりました。
下山した時は16時くらいになっていたので、どんだけ休みながら登ってんだよ自分という気持ちもしましたが、マイペースで登ったせいか疲れはあまりなく楽しかったです。そして、私はロープ使いが上手い事に気づきました。田舎っ子なので、ロープを使って遊んでいた幼少期を思い出し、テクニックが衰えていない事が発覚。梯子も得意で、だてに木登りしてなかったなと。先生も普通は怖がるんだけどね~意外だね~と褒めてくださいました。
その後、イオウ温泉に浸かり帰って参りました。
初めての高山でしたが、ハマリそう。